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身体の発達過程


3歳までの発達において「動く」ということは最も重要なことです。

動く事は、生命にとって不可欠なことであり、動くことによって必要なものを手に入れたり、害となるものから逃れたりする事ができるわけです。ですから動くことは、生物が生き延びるために欠くことができない生存の手段であるといえます。

35億年という生命の長い進化の過程が、人間の命の誕生からの成長にみられるともいえるでしょう。
繊細な動きが可能になるような神経系の発達についても、進化の歴史のようなステップを子どもの成長過程にみることができます。
原始的反射:新生児の時期に見られ、外界からの刺激に対して、即座に反応する運動、無意識に反応する運動が認められています。

誕生の時は、首が支えられなかった乳児も、首が座り、ずり這いからハイハイへ、つかまり立ちからぶら下がりへ、そして歩くことができるようになります。このようにして身体の発達は、方向性があって、頭尾方向へと発達して行きます。

子どもを最も良く発達させるには、発達の援助ができる空間を与えることでしょう。

欲しいものがいつも手の届くところではなく、離れた場所にあることで這い這いの発達をさせることにつながり、また高い所にあることで手を伸ばし立とうとすることを促すことになるでしょう。
やがて歩くようになると、手を使い知性を発達させることになります。

ボルトマンは、「人間は一年早産の状態で生まれてくる(生理的早産説)と考えその未熟性が人間の発達にとり重要な意味を持つ」ことと指摘した。
アマラとカマラは、生後間もない時期にオオカミに育てられた。2歳及び8歳ぐらいで、人間社会に連れ戻されたが、人間としての行動が出来なかったり、言葉を理解したり、人間としての関わりが持てなかった。

「新・乳児の発達と保育」(ミネルヴァ書房)



人間が人間として育って行くためには、人との関わりや人間社会が必要です。
生命の誕生に至るまでは、母体の環境を整え胎児との関係を築き、生後すぐの保育や教育が重要となります。

参考文献
 「新・乳児の発達と保育」(ミネルヴァ書房)
 「赤ちゃんの発達」(同朋舎)
 「いのちのひみつ」(KTC中央出版)



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