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把握の発達を促す環境


ハイハイで母親が見えない所まで移動出来る様になる。これは、環境に対する基本的信頼と、自己自身に対する基本的信頼が確立された事になります。
 では、環境に対する信頼とはどのような事なのでしょうか?
 母や家族に世話をされる事で、「ここ(*外界)は良い場所だ!」「私の欲求はかなう!」というプラスの印象を持つことです。


 次に、自己自身に対する基本的信頼とはどのような事なのでしょうか?
 赤ちゃんが、環境の中を自由に動く事で得る事が出来る信頼です。例えば、ハイハイ・ずり這い等をしながら、自分ひとりでも、目的の物を取る事が出来る等と言う事です。

 上記にも記したように、子どもが母親の見えない所まで移動する事が出来る。という事は、「物体の永続性」が確立されているためです。
 では、物体の永続性とは、どのような事なのでしょうか。
 物体が見えていなくても、その者(物)の存在は永続する。物にたとえるなら、貯金箱にコインを入れる。透明の貯金箱で無い限り、中のコインは外側から見る事は出来ません。しかし、貯金箱の中では、コインが永続していて、決して無くなったわけではありません。これを母と子に例えたなら、母が子どもの視界の中に存在していない。しかし、母は洗濯物干し場にいる。子どもから、母の姿が見えなくても、子どもは、母が洗濯物干し場にいる事を知っている。これは、「物体の永続性」が確立されているからなのです。


◆◇ トレイのついた箱とボール


【年齢】7〜8ヶ月
【材料】蓋とサイドに穴が開いている箱
    箱の中に傾斜をつける
    トレイ
    ボール

【説明】
目と手の協応の援助をし、両手が同時に動くような機会を提供する。
「物体の永続性」を経験する。
* 箱の中では、ボールが一瞬見えなくなり、その後トレーにボールが姿を現します。しかし、ボールは見えていなかったときでも、ボール自体は存在していたという事を知らせる。





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