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小さいものへの敏感性


子どもは、満1歳になると早くも、敏感期にいた時の様には、 目立つものや鮮明な色彩には、かつてのように熱狂的にひきつけられる事はありません。
子どもは、目に見えないもの、あるいは認識できるか出来ないかくらいのものに興味を持ちます。

1歳3ヶ月の子どもは、一人で外に出て、テラスのレンガに座っています。
近くにはゼラニウムの棚があって、熱帯を思わせる太陽の下で花盛りでした。
しかし、子どもは、花を見ていたわけではありません。 子どもはテラスの床に目を凝らしていましたが、そこには何もありませんでした。
まさに幼児の謎の一つです。大人が子どもに近づいていくと、子どもは強調するような言葉つきで説明してくれました。

「ほら、あそこ、小さいものが動いている。」

大人はそこを見ました。
そこにはほとんど見えないくらいの小さい虫がいました。
その虫はレンガと同じ様な色をしていて、レンガの上をものすごいスピードで動いていました。
子どもに感銘をあたえたのは、非常に小さい生物がいて、それが動き、走ることだったのです!
それに驚いたので、その子は、騒々しい喜びの声をあげたのでした。

満1歳の間には、子どもが全てのものを完全に認識出来る様、自然が知性を次々に進歩させる期間があると言えるでしょう。


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